こんにちわ!
今日の勤務が終わったら、2週間ぶりに家族のいる家に帰ります。
仕事のある日は実母のいる実家から職場に通い、
休みの前の日、職場から家に帰るのですが、今回は3連休をとったので
その間、実母をショートステイに預けることにしました。
初めての利用は年末でした
母は要介護1の認知症です。
大きな病気も、入院もしたことなく84年生きてきた母ですが、認知の症状が出だしたのは
80歳を迎えたころだったでしょうか。
それでも、自分の事は自分で出来る範囲が広かったので、1人で過ごすことも平気でした。
でも昨年の10月、腰痛に悩まされ、一時はベッドから起き上がるのも一苦労となり
私が家(実家じゃない家族のいる家)に帰る日は弟が様子を見に来たり、泊まったりして
なるべく1人にしないようにしたのですが、年末年始の長期休暇はショートステイを
初めてお願いしました。
複雑な気持ち
年末年始、私は家族と過ごすのに、母は知らない場所で新年を迎える。
そのことに申し訳ない気持ちと、手続きや準備の大変さでうんざりしたりと、
複雑な思いでした。
でも、そんな1週間もあっという間に過ぎ、またいつもの日常が戻ったころ、
ショートステイの話を母にすると、母はほとんど覚えていませんでした。
直後は「みんなやさしい人ばっかやったよ」と、楽しそうに話してくれましたが
何をやって、何を食べて、誰がいたのか、と色々尋ねても「覚えてない」の返事。
なので、滞在が1日でも1週間でもきっと母にとっては大差ないのかもしれません。
たとえ3日でも
今回の利用は、お正月でもお盆でもない、私が不在になる間だけの利用ですが
6月は心配な場面がたくさんあって、1人にできないと思ったんです。
一番は、食事を食べたかどうか、自分で思い出せなくなった事。
「食べた?」と聞けば「食べたよ」と言うのですが、後になって用意しておいた食事が
違う場所から出てきたり、朝食用のパンがベッドから出てきたり、食べ物の場所が
変わるので、食べたかどうかの判断も難しくなったのです。
スーパーでお弁当を買ってきたり、総菜を買ってきたりも出来ていたのが
お財布を持たずにお店に行ってしまい、何も買えずに帰ったり。
そもそもお財布やお金の場所が毎日変わるので、仕事に出ていると、探しようがありません。
弟が探知機?をネットで買ってくれたのですが、見つける手がかりの端末?(この端末を財布や鍵に
つけておくのですが)を外して、違う場所に置いてしまうので、見つからなくなった鍵や
お金は何度もあり、今も出てきません。
でも不思議と、数か月後にひょっこり出てきて、テーブルの上に乗ってることもあるんです。
あれだけ家探しして、思いつくところ全て見たのに見つからなかったものが、ある日突然
現れるんです。母に聞いても、もちろん「知らん」ですけどね(苦笑)
ブラックホールでもあるんですかね?(笑)
嫌がらないのが救い
まぁ、一番の救いは、母がデイサービスやショートステイに行くのを嫌がらない事ですね。
一時、イヤイヤ期があって、デイサービスを1か月休んりしたこともあるのですが
今や、その行きたくない気持ちや、嫌だった記憶(あればの話ですが)すら数分後には
忘れてしまうので、一瞬一瞬がリセットされてる感じです。
もちろん、出来ていたことも忘れてしまうし、何度、何十回教えても1分後には同じことを
聞いてくるし、こちらの忍耐も大変ですが、本当にきれいさっぱり忘れるので
それはそれで幸せな事なんじゃないかなと思うこともあります。
認知症のことを、神様がくれた最後の贈り物….と例えることもあるようですが
そうかもしれないと思う今日この頃です。